【映画】『SPACE BATTLESHIP ヤマト(キムタク主演宇宙戦艦ヤマト 実写版)』 新作映画批評 ネタバレあり ユナイテッドシネマ上里

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12月1日公開の映画『SPACE BATTLESHIP ヤマト』を観てきました。初日は平日の水曜日という非常に中途半端な日(ただし全国の劇場が“映画の日”で1000円均一)、確実に狙いを定めたスタートダッシュを切っており、その内容に注目していた。なぜ今1974年に放映されていたTVアニメーションの宇宙戦艦ヤマトを木村拓哉という人気俳優を起用し実写で制作しなければならないのか?この答えはきっと作品に宿るものと信じて出掛けたが、その答えは結局のところ見いだせずじまい。

あらすじ(ウィキペディアより)

西暦2199年、地球は謎の異星人「ガミラス」の攻撃で滅亡の危機に瀕していた。ガミラスの遊星爆弾による攻撃で海は干上がり、地球上の生物の大半は死滅した。残された僅かな人類は地下都市を建設してガミラスの攻撃に耐えていたが、地下にまで浸透してきた放射能によって人類の滅亡まであと1年余りに迫っていた。そんなある日の事、地球上にイスカンダルからのメッセージカプセルが届けられた。





ネタバレを含む映画の感想は、続きを読むから。
ライムスター宇多丸さんが後日映画批評コーナー シネマハスラーで面白く斬ると思いますので、僕は僕なりの感想を。

宇宙戦艦ヤマトは1974年に放映されたTVアニメーションが出発点。その後再放送やら映画公開やらで人気に火がつき大人気となった。さて、こんな昔話を語らなかればいけないほど前に制作された作品である。今でも人気が持続している『機動戦士ガンダム』を実写にするならば話はわかるが、なぜか『宇宙戦艦ヤマト』である、しかもキムタク主演で。

では、沸点に気持ちがある間に、バッサリ斬らせていただきます。

ユナイテッドシネマ上里の4番スクリーンで上映されていたが、土曜の昼間で客席は6、7割。ヤマト世代を反映してか白髪交じりで頭が薄くなった年配者が多かった。観た感想を率直に言うと、不親切極まりないSF映画。僕は最初から最後まで退屈でした。しかも、アニメと同じ音楽をアレンジして使っていたり、役者の演技が浮いていたり、違和感ありあり。どの世代に向けてこの映画を見せようとしているのか意図がサッパリ分からない。

TBSは社運をかけてまでこの作品をヒットさせようと映画『ルーキーズ』方式で血眼に頑張っているが、この作品を観た後で恥ずかしいからやめろ!といいたい。昨年批評した日本テレビの『20世紀少年3部作』といい、スポンサーを集め、多額の資金を投入し、主役クラスに演技の比較的上手い役者を配していながら、日本映画は人間ドラマを描くことができないのはなぜなんだ。

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アニメや漫画の映画化となると原作を意識しすぎるのか、役者も歯の浮くような恥ずかしい台詞が続き、客席がドン引き。脚本の駄目さを芝居でカバーしてほしいが、不自然な演技が多い。西田さんぐらいかな役者で恥ずかしくない演技していたのは。

アニメから実写になった作品では、昨年公開された三池監督の『ヤッターマン』を僕は評価しているが、あの作品ぐらいのアレンジがベスト。今回は改編したところがことごとく裏目に出て、最後は大風呂敷をまとめきれない状態だから、活躍もさせてもらえないヤマトが特攻して幕引きを請け負う羽目に。しかも、日本人が初めて挑むSFエンターテイメントとCMで超強気発言をしていながら、出来あがったのがこの程度の作品では恥ずかしい。

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冒頭から物語の進行の速さとチグハグさが目立ち、安心して物語に心を許せない展開が続く。SF映画に多い専門用語会話と状況説明の長台詞(マイクを使った演説シーンも含む)が多く退屈極まりない。

褒めるところが全くないわけではないが見所は演技とは関係ないVFXシーンのみ(VFXとは視覚効果。たとえば実際にはない昭和初期の街並みなどをコンピュータ技術で再現した場面などを指す。SFXというのは特殊効果。撮影現場でおこなう技術のこと)。最初の方でヤマトが浮上し波動砲を撃つシーン、それとイスカンダル上陸のために戦闘機の乗った古代がアナライザーと会話しながら敵の防衛網を掻い潜って突っ込んでいくシーン。マクロスで出てくるバルキリーの変形シーンみたいで楽しめる。このぐらいだろうか。

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館長代理に就任した早々、第三艦橋に敵のステルス機がとりつき、森雪に攻撃させ仲間の命を犠牲にした直後に、帰還した森雪とキスしたうえ深い関係になる展開はこの作品の駄目さを物語るに余りある。萎えちゃってる気分で、傷をなめ合うのはよくないでしょう。しかも、最大のネタバレになるがこの1回のHでラストシーンに子供出てくるし。大爆笑。さすが、出来ちゃった結婚のキムタク、最強だ。

あと、ターミネーター2に酷似した描写のされかたをしていたデスラー描写(声は伊武雅刀)などもゲラゲラ笑えた。また物語が後半に行くに従いスターシップ・トゥルーパーズのようにガミラスの兵士がわらわらと出現し悪夢のようなB級テイストを醸してくるのも特徴。

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地球を前にして消耗戦になり次々に人死にが出てくるラストは、最後の最後では古代進までガミラスの母艦に特攻し命を散らす羽目に。 今作では、“宇宙戦艦ヤマト”“さらば宇宙戦艦ヤマト”の2作を下敷きに物語が組み立てられているため、最終場面で“命を捨てて愛する人を守るのが美しい風の描き方をしている”のですが、人間ドラマに終始一貫して深みがなく盛り上がりに欠けるため、残された人の身にもなってみろよ!!って思いました。日本SFエンターテイメントの限界を知る意味でもおススメです。

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【関連リンク】
スペース・バトルシップ ヤマト公式サイト
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コメント
この記事へのコメント
映画評論家の町山さんのスペースバトルシップ ヤマト評を聞いていたら、自分の考えが少し揺らぎました。確かに、監督交代劇などあった割によくやった部分はあったと思います。ただ、アラ探しをすればするほど痛い映画だとも思えます。思い入れがある人ほど良かれ悪かれ楽しめる映画だと感じます。
2011/01/05(水) 21:58 | URL | 汐月歩夢 #o21JG7fc[ 編集]
いや、良かったです。2回見ちゃいました。いつものまんまのキムタクよりも、島大介の緒方さんがいい雰囲気だしてました。最後生き残って良かった・・・生き残るってすごいですね。自然落下してくるヤマトにラブコールvV
2011/01/05(水) 01:30 | URL | ミ~ちゃん #b7IaMiTc[ 編集]
いや、良かったです。2回見ちゃいました。いつものまんまのキムタクよりも、緒方さんの島大介がいい雰囲気出してました。森雪も最後に生き残って、ああ生き残るってすごいことだよな、良かったなーって。最初はスピード感ある戦闘シーンを楽しんで、2回目はメロドラマを楽しみました。話が短くなってるんだから、多少の強引さはしょうがないと思いますよ。2回目映画館に足を運んだのは、やっぱり島さん見たさにかな。落下してくるヤマトにラブコール、です。
2011/01/05(水) 01:25 | URL | ミ~ちゃん #g9fTh31w[ 編集]
どんな映画でもヒットするのはいいことだと思うのですが、内容が内容だけに、これが良いとされてしまうと、結局テレビ局主導のドラマの延長線上の作品みたいなのが増えるのですよね・・・。

キング・オブ・キムタク映画としては最強だと思うのですが、キムタクファン以外は辛い演技でした。もう少し撮影現場で演技指導してやった方がよい思いました。
2010/12/30(木) 22:42 | URL | 汐月歩夢 #o21JG7fc[ 編集]
ストーリーは第一作と第二作のごった煮のような内容で、敵のキャラクターとキムタクのセリフはインディペンデンスディのパロディー以外の何物でもない。第一、ヤマト出撃の時に波動砲発射とはいくらなんでも酷すぎます。直ぐに機関が停止して出撃どころではないでしょうが!楽しみにしていただけに失望感は強いものがあります。まだまだありますが、まとめると映画とは自己満足ではなく、観客あってのことと言うことです。
2010/12/28(火) 20:43 | URL | パパさん #zYDVs8XM[ 編集]
45歳さんへ

ノスタルジー気分で観られたんですね。映画の見方としてそれもアリです。ただ、ヤマト世代でない人たちからすると、別にヤマトでやる必要あったのかな・・・と思います。制服のカッコ悪さは、宇多丸さんも昨日のシネマハスラーでバッサリ斬り捨ててましたね。
2010/12/19(日) 09:34 | URL | 汐月歩夢 #o21JG7fc[ 編集]
映画としての評価は、あえてしません。45歳のぼくにはこれでよかったです。
最初のアニメのヤマトそっくりそのまま作ってくれた方が良かったんですが、変わっているところも意外性があって良かったかも。
特にスタイリッシュなアナライザーが登場したときにはもう、腹抱えて大爆笑!悪くないです。
どの世代に向けてって、そりゃわたしの世代に向けたものでしょう。
2010/12/19(日) 03:12 | URL | 45歳 #JalddpaA[ 編集]
ひょいたー様。
コメントありがとうございます。大勢の方が一度は良かれ悪かれヤマトに意見するのはいいことだと思います。ただ僕は、TBSの過剰なまでの宣伝のやり方が気に入らない(そこまで宣伝する必要がある映画の完成度とは思えないのが理由)のと最初に監督する予定だった樋口監督がアニメ人脈を総動員すれば、もっと面白くなったのでは・・・と思った次第です。
2010/12/16(木) 21:27 | URL | 汐月歩夢 #fqc/.6i2[ 編集]
映画を観てきました。
率直に言って「良かった~!感動した~!凄い~!」という感想です。
「ファーストヤマト」+「さらば」の両方がミックスされており、尚且つ実写版ならではの設定・ドンデン返しもあって、飽きることなく、ハラハラしながら、そして涙を久しぶりに流させて頂いた作品でした。
各キャラの出演者も頑張っていて、アニメ世代の私にもその意欲が伝わってきました。特に、キムタク君、柳葉さん、西田さん、山崎さんの演技が素晴らしかった。テーマミュージツクも「さらばー地球よー」の部分が生かされていて、宮川泰さんが生きておられたら、きっと絶賛されていたことでしょう。また、公開前に急死された西崎さんもこの興行成績を目にしたかったのではないでしょうか。
とにかく「人にも観せたい映画」1位なのもうなずける、そんな感動作品に仕上がってます。是非劇場でご覧になって下さい。「懐かしさ」+「新規」の感動があると思いますよ。
2010/12/16(木) 08:41 | URL | ひょいたー #3MllPQO.[ 編集]
流山 おおたかの森SC様

はじめまして。
コメントありがとうございます。
僕も同じように感じた部分が多かったです。期待していた分、裏切られたショックも大きかったです。

年に20本以上も映画を劇場で観ている僕にしてみると、20世紀少年に感じた違和感と全く同じで、2時間拷問されているような辛さがありました。2010年の映画はハズレが少なく一定水準以上に質が高かっただけに残念という言葉しか見当たりません。

2010/12/06(月) 23:04 | URL | 汐月歩夢 #fqc/.6i2[ 編集]
昨日、ヤマトを観てきました。
流山 おおたかの森SCです。
率直なる感想を書込むと。
・CGの水準は期待していたものより低く、迫力はあったが不満の残るものであった。
・各種戦闘艦や戦闘機などメカのデザインは最低だ。 ガミラスのはあれで良かったと思う。
・ヤマト乗員の制服は全く酷いものであった。 皺が寄り、デザインは最低だ。 原作に忠実になろうとするからあのようなことになる。
・役者の演技も凡庸なもので、特にキムタクは宇宙戦艦ヤマトの古代進ではなくSMAPのキムタクであった。
一人として評価に値する役者はいなかった。
・スターシアやサーシャ、デスラーを登場させなかったのは正解。 実写版でそれは許されないだろう。
・第三艦橋を自ら攻撃・破壊したストーリーは中々に良いものであった。(傷を舐めあうのは別だけど)
・放射能除去装置が森雪? 呆れ返って話にならない。 

結論:正直なところ酷い作品でした。 映画が終了すると観客の間にため息と不満の様子が見て取れましたね。
邦画のレベルは何故こんなにも低いものになってしまったのか。
とても残念でなりません。
ただ、ヤッターマンは確かに良かった。 映画としてのレベル云々ではなく、笑いの王道を突き進み、ギャグの真髄を見た感じ。^^
2010/12/06(月) 22:15 | URL | A #-[ 編集]
僕はガンダム世代なので、ヤマトは観た記憶にあるが、物語の骨格までハッキリ覚えている限りではありません。が贅沢な宣伝費をつぎ込んだ作品であり、ほかと比較し圧倒的に優遇されているにもかかわらず、クオリティの高い作品がそろった2010年の最後に日本映画としてこれはないだろう、と思った次第です。

人間ドラマが薄っぺらで、退屈でうつろな眼にはハリウッドのまねごとにしか映らなかったです。
2010/12/05(日) 18:01 | URL | 汐月歩夢 #fqc/.6i2[ 編集]
はじめまして。私はアニメのヤマトは観たことがないのですが、プロットがつまらに印象をもちました。
「宇宙戦艦ヤマト」て、こんな退屈なテーマだったのですか?
自己犠牲をして地球を守る。←ベタですね。
2010/12/05(日) 16:13 | URL | カズオ #-[ 編集]
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