【映画】『トゥルー・グリット』 新作映画批評 TOHOシネマズ宇都宮 ラストに瞬く夜空に酔う!“真の勇気”が静かな感動を呼ぶ西部劇

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True Grit : un western pour les frères Coen

映画遠征シリーズ。宇都宮 TOHOシネマズ 同館で2番目に大きい9番スクリーンにて観賞。シートがゆったりして左右のカップホルダーつき肘かけが広く取られている。見やすく非常に好感。

True Grit : un western pour les frères Coen

西部劇映画『トゥルーグリット』をみてきました。西部劇を映画館で観るのは人生で初。過去には『ヤングガン』シリーズや『シルバラード』など好きな作品もあり、嫌いでないジャンル。コーエン兄弟が撮っていると知っていても特有の毒っ気は薄いと感じた。ガンアクションは抑えめだが、クライマックスに真の勇気を発揮した老いぼれ保安官コグバーンが馬上で二丁拳銃を構えて挑む1対4の対決は一番の盛り上がりをみせる燃える展開。最後の美しいファンタジックな展開には驚いたが、DVDで2度見必至の会話密度の高い映画でした。

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あらすじ(ウィキペディアより)

トム・チェイニーなる男に父を殺害された少女マティは、彼が逃亡した先住民居留地にひとり向かい、金品を売り払って評判のいい保安官・コグバーンに復讐の助力を依頼する。娘ひとりでの仇討ちなど夢物語、とマティの依頼を一笑に付したコグバーン。しかし、チェイニーを生け捕ろうとするレンジャーのラ・ボーフの協力を得て、ようやくコグバーンはチェイニー追跡に乗り出す。足手まといになるとの彼らの罵声を意に介さず、ただ一頭の愛馬とともに追ってきたマティを含めた三人組は先住民居留地に踏み入り、チェイニーがお尋ね者ネッド一味と合流していることを知って、彼らを待ち受ける。少女の復讐は果たして無事行なわれるのか。



Ethan & Joel Coen: 2010 True Grit 2




物語冒頭に描写される父親の死からラストの一種幻想的な星空描写、そしてマティの身に起こる残酷な代償まで、マティ視線でおとぎ話風の西部劇に仕上がっているコーエン兄弟の新作映画『トゥルー・グリット』。新人のヘイリー・スタインフェルドは正統派美人で、演技もチャーミング。物語は成人したマティの姿でエンディングを迎えるが、そちらは別の女優が演じている。

父親殺しのチンピラ チェイニーを追う追跡劇なので、事件が頻繁に発生しない。物語中ではアクションよりもむしろ仲間であり対立構造でもある保安官コグバーン(ジェフ・ブリッジス)とレンジャー ラ・ボーフ(マット・ディモン)の口げんかと自慢話が全編通して繰り返し語られ、派手なガンアクションは指折り数えるほどしかない。その代わり、最後に見せる彼らの口先だけでない“真の勇気”が静かな感動を与える。

彼らの容姿はボサボサの寝ぐせ髪と埃で汚れた服装なので、一瞬誰だかわからないほど。隣で観ていた妻はレンジャー ラ・ボーフを演じているマット・ディモンが最初は誰だかわからなかった。笑。抜けている処もあるが度胸もあり、クライマックスの“ここぞ”という狙撃シーンでも活躍。中盤、舌を噛み話づらくなるなど演技派の面目躍如。ラストにリンクしているクマの姿で出てくる歯医者(歯医者がマティの腕を切り落としたのかしら?)とか、笑える要素も幾つかある。

減点個所では、保安官を雇うまでの会話が多く人物紹介もままならない間に出てくる固有名詞など苦痛に感じた。あと盛り上がるシーンが俯瞰で撮らえた場面なのが残念(一貫してマティ視線なのでしょうがないと言えるが)。例としてネッド一味と鉢合わせするラ・ボーフなど。

復讐前の展開と復讐後の展開はタッチが異なり、幻想的な星空と馬をシルエットで捉えたショットなど素晴らしかった。この一件により、残酷な代償を払ったマティだったが、いかに歴史が変わろうとも彼女の心の中には、当時も、成人した今も勇敢な彼らから受け継いだ“真の勇気=トゥルー・グリット”が宿っているに違いない。

追記

物語とは関係ないけど、いい歳したおっさんふたりがムキになって、貴重なパンを使った早打ちの勝負を何度も繰り返す馬鹿さにあきれた。男って、何歳になっても馬鹿なのよね~。



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