映画『アニマル・キングダム』 新作映画批評 ネタバレあり 犯罪の連鎖が巻き起こす悲劇

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Animal Kingdom Movie poster

タランティーノ監督が2010年観賞ランキングで3位に推していた映画『アニマル・キングダム』を観賞。世間から大幅に遅れて、群馬のミニシアター シネマテーク高崎で上映開始。早速観に行ってきました。

クライムサスペンス映画のすっかり虜になりつつある汐月夫妻。土曜の午後の回でしたが、年配のお客さんが多かった。オーストラリア映画を楽しんだのは、小学生の頃『ネバーエンディングストーリー』と同時上映で面白かった『BMXアドベンチャー』以来かも。フィルム質感だったからか、画面がちょっとピンぼけしているような感じがした。

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あらすじ(ウィキペディアより)
17歳のジョシュア・コディは母をヘロインの過剰摂取で亡くし、家族の厄介者と思われていた祖母“スマーフ”の家に身を寄せるが、彼女と4人の息子たちはメルボルンを支配する犯罪組織だった。



物語は犯罪一家が破滅していく過程を描いたクライムサスペンス映画。物語冒頭、アニマルタペストリーで始まるオープニング。不穏な出だし。母の突然の死(コカイン中毒)により、主人公ジョシュアは祖母ジャニーンに引き取られるのだが、主人公が無表情で寡黙なので、何考えてるかよくわからない。映画観ている間は不満だったが、後から反芻すると犯罪の異常さを描いているのでこれでいいのかもしれない。物語全体を俯瞰しても犯罪や暴力を複数描いてはいるものの、限られたキャラクターしか死なないし、流血シーンは少なめ。

メルボルン市警の執拗な張り込みと捜査により、凶悪犯罪一家は追い込まれ、銃を所持しているだけで発砲されるようなのっぴきならない立場にある。スーパーで最初の犠牲となる従兄のバリーは犯罪から足を洗うことを吐露して悲劇に遭遇する。観客の我々は突然起こる“死の恐怖”に驚き、唖然としながらスクリーンを緊張感を持って眺めるしか術がない。銃刀法禁止の国でよかった。。。

この行為が犯罪一家の復讐心に火を点けてしまい、警察対マフィアは一触即発の事態へ。映画は冒頭から終了まで、犯罪に1度染まった者は容易に抜け出せないという犯罪連鎖の悲劇を多重構造で描いていく。警察にも犯罪一家と通じている者がいたり、社会は容易ではない。またネイサン巡査部長とジャニーンがスーパーで出くわすエピソードは戦慄が走る名シーンだ。追う者と追われる者が偶然日常生活の1コマで対峙する、正に恐怖以外ない。

映画の見所として、直接犯罪に加担することないジョシュアに目をつけた警察は、身の安全と引き換えに捜査に協力するように求めるが、それを嗅ぎつけたポープにガールフレンドの二コールを殺されるという悲劇の引き金になる。映画最大のクライマックスはうその証言をジョシュアが行う恐怖の復讐であるが、暴力にはさらに強い暴力でねじ伏せる、命がいくつあっても足りない。

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