【映画】『アメイジング・スパイダーマン』3D版 新作映画批評 ネタバレあり

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Amazing Spider-Man Movie Poster



最近は映画も人気が枯渇したシリーズ作品をリブート(再起動)する映画化企画が増えたと思うが、日本でも永遠とウルトラマンや仮面ライダー、ゴジラやガンダムが不死鳥のように蘇ってくるので、この現象は世界共通なのだなと思う。クリストファー・ノーラン監督が手掛けたバットマン3部作や猿の惑星;創世記(ジェネシス)のように、今までのシリーズを黒歴史にしたいほど完成度が高い作品が生まれる可能性もあるので、単なる旧作の焼き直しと片づけられない。

2012年は『アメイジング・スパイダーマン』を筆頭に、『ダークナイト・ライジング』、『アベンジャーズ』とアメコミのスーパーヒーローたちが劇場で大暴れ。映画予告から胸騒ぎがしていたので鑑賞料金の高い3D版を観賞したが、今作は3D版でまちがいなく観たほうが楽しい映画だろう。

あらすじ

ピーター・パーカーは、少しサエ無い高校生。両親は彼が幼い時に謎の失踪を遂げ、以来伯父夫婦に育てられてきた。ある日ピーターは父の消息を探るため、オズコープ社で遺伝子を研究するコナーズ博士を訪ね、実験中の蜘蛛にかまれてしまう。翌日、ピーターの人生は激変する。蜘蛛のように自由自在に動き回れるパワーとスピード、超感覚で危険を察知する“スパイダーセンス”を身につけたのだ。ピーターはその能力で悪と闘い、“スパイダーマン”と呼ばれるスーパーヒーローになる。

弁論部のグウェンに密かに想いを寄せるピーター。彼女だけがピーターの秘密を理解してくれていた。だが、グウェンの父親で警部補のステイシーが、スパイダーマンを敵とみなし逮捕状を出す。突然現れた怪物“リザード”の誕生には、ピーターも深く関わっていた。果たして、蜘蛛にかまれたのは偶然なのか、それともリザードを生むための必然なのか?ピーターは両親の秘密と向き合い自らの運命を選択するのだが・・・



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前作が(500)日のサマーを撮った恋愛畑出身のマーク・ウェブ監督だったので、予算をふんだんに任されたガジェット大作が務まるのかと心配されたが、その心配は稀有に終わった。本年度、間違いなく5本の指に入る作品。3Dで上映時間が2時間半あるので、若干年配者は長く感じるだろうが、演出のテンポは間違いなく冴えている。前半 大人の事情で高校生カップルに見えないヒーローとヒロインが痛くても、後半は胸熱くなる物語とライド感テンコ盛りの展開が待っているので、我慢されたし。

今作では、冒頭から両親との関係が大々的にクローズアップされており、喧嘩は弱いが正義感の強い主人公として描かれるパーカー。旧3部作(サム・ライミ監督)を観賞したことがある人ならば、誰だって多かれ少なかれ前作を無意識に比較してしまうのは仕方がない。しかし、透けてみえる旧作のフォーマットを踏襲しながら、徐々に物語は分岐をはじめる、顕著なのがベンおじさんが亡くなる場面。旧作以上に悲劇性が高まっており、そのあとの展開にも影を落としている。またリブート版では、科学者であるパーカーの両親は謎の失踪を遂げており、映画の中で飛行機墜落事故で亡くなったと出てくるものの、それが本当の事実かどうかまだ藪の中だ。

けれん味たっぷりに描かれるスパイダーマンのアクションは昨今の最先端VFX技術と実写映像が見事に融合し実に素晴らしい。空を飛んでいるようなライド感は3D映像の可能性を切り拓き迫力満点。また虚構の世界観をあたかも本物に見せるように細部までしっかり作り込まれた小道具の数々や背景美術にまで目の行き届いた映像は特筆に値する。バットマンのようなほろ苦い大人のヒーローもいいが、たまには直球勝負のヒーロー映画を観ると心が清々しい。

物語も前半の学園生活描写の積み重ねをしていることで、後半リザードがパーカーが通う高校を狙ってくるあたりに活きているし、製作総指揮のスタン・リーがカメオ出演している図書館で音楽や効果音が止まったサイレントの映像で、死闘を繰り広げる様はユーモアを効かせていて笑ってしまう。

最後の闘いに向かうために傷ついた足をひきづりながら闘うスパイダーマンを助けるために建築作業員たちがクレーン車でオズコープ社までの橋渡しをする非常にテンションの上がる感動的なシーンがあり、ここは涙腺決壊ポイント(しかも先頭切って指揮しているのがスパイダーマンに子供を助けられたお父ちゃんだというのが上がるポイントだ)、正直スパイダーマンでここまで感動するとは思わなかった。このアイデア考えたスタッフは天才。わかりやすい伏線なので、子供がみても何か感じる作りになっているのがよけいに素晴らしい。

エンディング中にインサートされる短い映像に出てくる影の男の正体は本作では明らかにされていないため、次作以降の展開が非常に気になるヒーロー映画として仕上がっている。観終わった後、勇気が出てくる映画として生まれ変わった新生スパイダーマン。ホント素晴らしかった。

余談だが、妻の瑠沙は落ちてくるビルの破片を避けたり、映画を観ながら横に動いたり可愛い動きをしていた。www。



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