奇才(元格闘家) 須藤元気。 リングの上だけでなく、作家としても卓越した文才をみせる。 今回の小説は、学生の頃から憧れた海外格闘技イベント『FGFC』に出場することが決まった青年ケンタに、自身が格闘家だった経験を投影しながら描いた初の書き下ろし小説。
悪友たちとの友情や恋人シズコとの連れない恋愛描写など読んでいてクスッと笑えた。読破後の感想として、一番の読み応えがあったのは最後の格闘シーンの描写。臨場感たっぷりでした。
構成は少々荒削りで飛躍させすぎな部分はあるけれど、ちょぴりほろ苦い試合結果で終わらせるあたり、清涼感のある青春小説に仕上がっています。ちなみにタイトルは、「キャッチャー・イン・ザ・ライ(ライ麦畑でつかまえて)」のコラージュで、オタクゴンとは8角形の金網で囲まれたリングのこと。
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