【イベント】静岡県の現役女子高生の演技が秀逸だった舞台『転校生』 3月28日(土曜) 東京芸術劇場 中ホール フェスティバル/トーキョー ネタバレあり

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フェスティバル/トーキョー03

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2009年からスタートした演劇フェス『フェスティバル/トーキョー』。東京芸術劇場を中心に3会場で展開される演劇フェス。その舞台2本梯子してきたのでレポート公開。1本目は、静岡県に住む現役女子高生18名をオーディションから選出。平田オリザの戯曲『転校生』を飴谷法水が演出した作品。

舞台『転校生』あらすじ 公式サイトより

ある高校の教室。クラスの女子高校生たちの一日。課題図書に何を選ぶか、親戚の病気や近しい人の出産のことが話題となっている。そこへ「朝起きたらこの学校の生徒になっていた」という転校生がやってくる。課題図書のひとつ、カフカの『変身』の主人公のように。彼女を受け入れながら、身近でおきている恋愛や出産や死をとおして、人間の存在の不確かさが浮かび上がってくる。



公式パンフレットより

飴谷法水 演出ノート 引用

さて、あれから1年あまりが経過した。2007年の、あのとき・・・。僕ら大人たちから、彼女たちにいったい何が残せたのか、大人たちは、彼女たちからいったい何を受け取ったのか。僕は、そのことに何の答えも求めていない。なぜなら、おそらく、『伝達』とは、宿命的に不完全なものだから。僕自身、上の世代からの『遺伝子』を、きわめて不完全にコピーした何ものかだ。彼女たちも同様に、不完全なコピーを続けるだろう。

このコピーの不完全さ・・・。まるで伝言ゲームのような不完全さ・・・。その中にこそ、変化の可能性の芽は育つだろう。その不完全さ・・・の分量ぶんしか人は変われない。そしてその量は、たぶん、ほんのわずかなのだ。

そのわずかな分量のことを、個人と呼ぶ。わずかにしか、変われないこと。しかし、わずかではあるが、変われること。その両方を思うとき、人類という『同種』に対する信用めいた感覚を、僕は、確かに、覚える。希望のようなものを見ている。



とにかくS席だったので1階 C列の16番という、前から3番目の真ん中付近という臨場感ありすぎのVIPな席で鑑賞。男女比4:6。カップルも多かったけれど、ルックスの可愛い芸大風の若い女性がひとりで観に来ているのが印象的。映画は気軽に誘えるけれど、舞台は一緒に行く人を選ぶのかな。独身男子の人は、舞台観に行くと場内で恋が芽生えるかも。

話が脱線しているので、ネタバレ含む舞台の感想書きます。舞台は、女子高の教室で起こる不思議な1日を描いたもの。映画『グランド・ホテル』などで採用された、同一時間及び同一の場所に集まった複数の人物の行動などを、同時進行的に一度に描く作品の手法 群像劇を採用(記事作成参考資料 ウィキペディア)。 だから舞台の右、左、上手でまったく違う会話が始まったり、まったく違う行動が起きる。これは舞台慣れしていない人は面食らうかも。ただ、今回の舞台の場合は、女子高の教室なので、会話好きな女子たちのキャピキャピした会話の渦が実にリアルだなぁと思ったり。

はじめ真っ暗の舞台上から巨大なスクリーンが下りてきて、母親のお腹の中で育つ子供の映像が流れつつ、舞台土手から登校してくる生徒たちの姿から始まる。どのように表現しているかというと観客席の後ろから生徒が歩いてきて舞台上の席を埋めていく。教室は段差になっており、時折スカートから覗く女子高生の太ももが刺激的。

生徒役の女子高生たちは厳しい練習をしてきたのだなとわかるほどにどの子も上手い。アイドル風のルックスの子はいないのですが、あぁこういう女子校生いるいると納得できる人選。とくに群像劇の場合は、誰かが台詞を言い忘れるとグダグダになるし、舞台のあちらこちらで突然会話が始まるため本当に難しいと思う。それをなんなくこなしていく彼女たちの迫真の演技に釘付け。

この生徒たちの中に、『よくわからないんです。朝起きたら、この学校の生徒になっていて』というおばあちゃんが転校してくる。作品の中ではそれ以上の説明がないので、彼女の正体はわからないまま日常の中に非日常が混ざった状態を描く不条理な世界が展開。テーマは生と死。赤ちゃんの出産話から始まり、授業でフナの解剖から死を考えたり、生徒が突然自殺したり、文化祭発表のテーマが地域紛争(戦争=死)、そして最後の台詞が『先に死んでしまう岡本さんは、自分の死に顔を観ることがない。それを観るのは私なんだ』。女子高生の会話で生と死の舞台テーマを繰り返しながら、日常の中に起こる非日常さ(=死)というものを考える作品になっている。

最後カーテンコールでは、時刻が鳴り響く中『セーノ!セーノ!』と全員が手を繋ぎ上手でジャンプを繰り返す。後ろのスクリーンには、出演者の名前と生年月日が1名ずつ着地するたびに表記される。それを観ていて、あっ!彼女たち役名が実名だったのだ!!とビックリ。最後、おばあちゃん役の岡本さんもクレジットされていて、生年月日に笑った。

時間は約2時間。 クスクス笑える場面がたくさんあって面白かった。彼女たちの元気溢れる演技が素晴らしかった。

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